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  2015.05.04

  連休の4日平和島の骨董市に出かけてきた
  数百店のお店が所狭しと品を並べて、盛況
  でした

  あるお店にシンギングバードが置いてあ
  るのを見つけました
  ドイツのカールグリスバームでした
  早速、値段を聞いてみたら、何と「25万円」
  と言っていました
  高くもなく、安くもない相場値段です

  しかし、何処の骨董市やアンティー
  クフェアーに出かけても中々シンギ
  ングバードやオルゴールは見かけない
  それだけ、一般的な品物ではないので
  しょうか
  全体の70%が和物骨董でした




  2015.05.06

 5月下旬のリペア&レストア品が手に入りました
 以前3台ほど色違いをリペア&レストアしました
 時計の時打ちとカッコウ鳥の付いたシンギング
 バードと言うより、時計と言った方が良いかも
 しれません
 色は、黒、ワインレッド、白、グリーンを確認
 していますが、まだ他の色があるのかもしれません

 珍しいと言えば珍しいのかもしれませんが、
  cuckoo clock の置き時計としては数少ない方
 で、あまり出回りません

 cuckoo clock の小鳥は大抵カッコウ鳥が多い中、
 エシュレのシンギングバードに使われている小鳥で、
 時報がくると、小鳥が正面を向き尾と口ばしを動
 かして鳴きます

 時計は、鳩時計の西ドイツ「Emil Schmeckenbecher」
 です
  




  2015.06.17

  前回(写真上)時計の時打ちとカッコウ鳥の付いた
  シンギングバードをリペア・レストアしましたが、
  今回は、色違いが珍しく続けて入りました

  前回の物より、若干使い込んであるようです
  あまり痛んでいないものは、リペア・レストア
  する時いじる所が少ないので、蘇る楽しみが減
  ります(笑)
  また、同じ機種ですと、前回いじっているので
  構造や機能が分かっているので、分解手順や、
  故障しやすい場所の見当がつきます

  修理するに当たって、オリジナルと同じに
  修理すると再び故障するので、若干補強を強めて
  行っています
  因みに小鳥の色は前回は黄色で今回は赤色です        




  2015.06.18

  7月のリペア&レストアは、数少ない「そり屋根形」
  のカゴが使われているK・Gシンギングバードです
  形状は上のcuckoo clockと似ています   


  
  2015.06.19

  7月のリペア&レストア三台目は、お馴染みの
  シンギングバードアラームクロックです
  今回のは時計が「Doom」シンギングバードは
  「Emil Schmeckenbecher」です

  このシンギングバードアラームクロックは、文字盤
  が12・2・4・6や12・3・6・9等時計部分だけ
  異なった物で、数種類の色違いがでています

  シンギングバード部分では、囀り停止機能が、
  ボタン式とレバー式の2種類です

  
   
 



  2015.06.20

  7月の追加リペア・レストア二台
  写真左リュージュがBONTEMSを取得した直後の
  BONTEMSにリュージュ刻印のシンギングバードです

  もう一台は、フランス「BONTEMS」社のビッグケージ
  シンギングバードで大型縦搭載ムーブメント使用の
  1930年代前期木製ベースでゼンマイ軸巻上げ
  
タイプです
  囀りは、定番外の鳴き方をします
  後日、レストア記事掲載予定です              
       




  2015.07.01

  写真は、Karl Griesbaumのレストア完了品です
  ボトムにジュエリーが嵌め込まれたものですが、
  他にエシュレのダイキャストボトムの周りと
  トップにイミテーションルビーが嵌め込まれて
  います
  少し華やかで素敵です

  K・Gの物は、色々なカラーのジュエリーがあります
  今回のものは、「ブルー」です
  因みに小鳥も「ブルー」です




  2015.07.03

  久しぶりにK・Gのアンティーク(1920's)角型ケー
  ジシンギングバードが入ってきました
  見たところ大分痛んでいるようです

  木製ボトムの石膏装飾が剥がれています
  また、飾り枝葉なども劣化しています
  小鳥は埃を被っているものの落ち着いた羽根カラー
  です

  ケージは、若干変形していますが比較的変色もなく
  綺麗です
  メカは、時代経過の割りに大変綺麗ですが、やはり
  分解・修正・調整が必要です
  ベースパネルにはしっかりとK・Gの刻印が入って
  います

  K・Gの角ボトムは、1950〜60年ぐらいから、木製
  が金属の真鍮ボトムに変わってきているようです  




  2015.07.07

  先の西ドイツ「Emil Schmeckenbecher」の
  cuckoo clock「ホワイト」がきました
  これで、三色、あと「黒」があると全部揃う
  ことになります

  今までに何度か見つけましたが、中には、脚が
  渦の板に取り替えられていたり、文字盤が木板
  に交換されたりしたものがいくつかありました

  この時代のものは、すでに製造はもちろんされ
  ておらず交換部品もないことから、オリジナル
  ではない物と交換されているのではないかと思
  われます

   
     





  これが以前修理・」復元した黒デザインの卓上
  cuckoo clockです




        赤線が正規のアーム取り付け位置
        白線が応急修理アーム取り付け


  2015.07.10

  なるほどね・・・!?

  先日、USAのオークションを見ていたら、
  「なるほど」と思わせる修理?方法を
  したものが出品されていました

  おそらく、フイゴが損傷して囀らなく
  なったと思われます

  本来は、蛇腹を張り替えるのですが、
  空気室が三つあるうちの圧力空気室を
  動かしたら、鳴り出したのでそこを動
  かすことを思い立ったのだと思います
  クランクのアームを長く伸ばし取付け
  てあります

  これでも、鳴かない事はありませんが
  空気送りの動作が一室になってしまう
  ため、連続さえずりにならなく鳴き方
  が途切れてしまいます



  2015.07.13

  ◆珍しいシンギングバード?◆

  シンギングバードと言うよりどちらかと言うと
  「オートマタ」といった方が良いかもしれません

  オートマタと言うと大抵オルゴールが組み込まれ
  ていてオルゴール演奏と共に人形が動くものが多い
  ようですが、これは、オルゴールは組み込まれて
  おらず、小鳥(矢印)二羽が動き赤い鳥がケージ
  タイプと同じ動きで囀り、人形の手と首が動くもの
  です

  このオートマタの製作者は自動装置デザイナー&
  修理技術者「レナート・ボアレット氏」
  とのことです

  先日、縁があってこの機械が入ってきましたが、
  いまいち動きが悪いので、手を入れないと駄目な
  ようです(復元しましたら、動画を載せます)


      MADE IN FRANCE



 暑中お見舞い申し上げます

2015.盛夏   

   2015.07.28

  連日の猛暑、皆さんお元気でしょうか?
  熱中対策をして、楽しい夏休みをお過ごし
  ください

  リペア&レストアも夏休みを頂いております


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