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  2016.03.08

  ■謎の稼働軸?■

  ピストンアーム軸が裏カバーに出ているが何の
  目的か未だにわからないでいます

  この軸を回すとピストンが出入りしますが、何の
  ためにピストンだけ外部から動かせるようにした
  か謎です

  因みに、年代で付いていないものもあります
  BONTEMSを取得した直後、BONTEMSの大型ムーブ
  メントを使ったリュージュ製品には付いています
  何のためか誰か教えてください
  もしかすると音階を変える軸?          


  左写真のアーム軸
  マイナスドライバーで左右に回せる
  先日、リュージュの「日本総代理店」に電話で聞いて
  みたが、”ピストンが動かなくならないようにと、
  動かなくなった時にマイナスドライバーで回して
  動かす”というような頼りない答えでした

  動かなくなるのはピストンだけではないのに・・・?
  確かにピストンが、ホイッスルの中で引っ掛かって
  動かなくなることもありますが、まだまだ別のところ
  が引っ掛かることがあります

  先日修理依頼されたリュージュの同じもので、
  電信みたいにツ〜ツ〜としか鳴かない故障があった
  のですが、ピストンが引っ掛かったのではなく、
  この「軸」が硬くなって動かなかったためピストンが
  止まってしまいました


  2016.04.24

  ◆5月の修理・復元◆

  5月は、6台のシンギングバードを修理・復元
  予定です

  機種としては、今まで何台も手を付けてきた
  ものですが、1台写真右上のBOXメカが今回
  初めてお目にかかる機種です

  通常の丸かごタイプにBOXタイプのメカと小鳥
  を組み込んだものです

  また、小鳥が4羽いますが、シンクロしている
  のは一羽だけです
  ただ、通常の丸ケージの小鳥と違うのは、BOX
  メカを使っているので、小鳥が羽ばたくことです

  鳴き方は、BOXタイプの鳴き方です
  スタートレバーは、ボトム底ではなくボトム脇に
  あります

  あと、BONTEMSは、前期のもので、ゼンマイ
  軸巻きタイプの硬い巻き軸です
  鳴き方パターンはどんな鳴き方か?楽しみです






  中国製のコピー品ですが、元はドイツのエミール・
  シュメッケンベッヒャの物です
  一見似ていますが、その性能は比較できません

  ムーブメントは、日本のSANKYO〈現日本電産)
  のTOYシンギングバードを使っています
  メカの構造、鳴き方などお粗末です



  ケージの形状が、中国製は、縦丸棒で本物は、
  縦横共一枚板の打ち抜きを使っています

  また、飾り花が大きい花で、小鳥の表情も
  違います
  中国製は、間欠稼働がありません
  ゼンマイノブに中国製は、SANKYO文字があります


  2016.05.07

  まもなく大型連休もおわりですが、どこかお出か
  けされましたか?

  私は、近場の公園に行ったり、近場の繁華街程度
  でゆっくりした過ごし方の連休でした。

  写真は、毎年収穫のある「サクランボ」です。
  昨年は、ちょうど出かけて収穫時期を逃して
  しまいました。

  今年は、豊作で沢山採れましたので、サクランボ
  ジャムを作りました。




      


  2016.05.16

  ◆珍しいシンギングバード・オートマタ◆

  今回、珍しい剥製のハチドリ(Hummingbird)
  が使われているドーム型シンギングバード・
  オートマタが入りました

  小鳥は三羽で木の枝に止まっています
  小鳥の他に「帆掛け船」があり、ゆっくりと
  揺れ動きます

  ドームバックには、アルプスの風景が描かれ
  ています

  台座右のレバーを動かすと、三羽が動き囀り
  ます

  囀りは、ドイツKarl Griesbaum製のムーブ
  メントが搭載されています


  チョットしたジオラマで、おそらく職人に
  よる手作りかと思われます

  修復作業(クリック)      




   オートマタ・オルゴール

  写真は、伊豆高原オルゴール館に展示されて
  いたドーム型オルゴール・オートマタです

  オルゴールが演奏されるとともに、お爺さん
  とおばあさんが動き、風車が回り、水辺の鳥
  が動きます

  これも、職人さんの手作り作品かと思われます
  動力は、右横のハンドルを手回しします     


  



   2016.05.30

  エシュレ4羽シンギングバードの修理、復元が
  出来上がりました
  ムーブメントはBOXタイプの物が使われています

  中央小鳥の動きは、BOXと同じ動きです
  床の二羽は、餌を食べているような感じで、
  身体を上下させた動きです
  ボトム横のつまみを引くと一サイクル囀ります     




  2016.06.03

  二台目のBONTEMS ラステックシンギングバード
  が来ました
  外観を見た限りではで、小鳥は剥製ですが、
  飾り葉などが欠品しています

  年代は、1890年代〜1910年代頃で、
  最もシンプルなラスティックケージタイプ
  です

  まだ手を付けていませんので、メカの傷み
  具合はわかりません
  また囀りパターンもわかりません

  ケージの屋根とボトムは木材で、かごは
  鉄材が使われています  


   2016.06.10   故障事例

  左の動画シンギングバードは、フランス製の
  「BONTEMS」剥製小鳥二羽、クランクハンドル
  巻きですが、鳴き方が正常ではありません

  鳴き方に切れがありません
  これは、ホイッスルの空気遮断弁がうまく
  作動してなくて、開きっぱなしになっている
  故障です

  ホイッスルピストンは、正常に作動している
  ようです

  遮断弁を修理すると切れのあるリアルな
  鳴き方をするでしょう


   2016.06.11   故障事例

  右の動画は、「ebay」オークションに出品されて
  いるフランス製のアンティークシンギングバード
  です

  動作確認のため、動画がアップされていましたの
  で、確認したところ、正常な鳴き方をしていませ
  んでした

  フイゴの上部空気の圧力を作る部分の動きが少な
  いので、空気漏れを起こして空気不足と思われま
  す

  また、小鳥の口ばし、尾の動きと鳴き方があっ
  ていないことから吸排気空気弁の動きが悪くな
  っているようです      





   2016.06.19

  先日入ってきた「BONTEMS」ラスティックケージ
  のシンギングバード 復元が終わりました


      


   2016.07.18

  7月の修理・復元は、写真の6台入ってきました
  いずれの機種とも以前手掛けたものと同じ
  ものです

  写真上左のK・Gのボトムは、周りにエンゼルが
  エンボスで描かれているボトムです

  真ん中は、お馴染みのK・G1羽タイプです
  上右は、エシュレの小型ケージボトム2羽タイプ
  です

  下左は、やはりお馴染みのダイキャスト飾りボト
  ムにジュエリーが嵌め込まれたボトム2羽です

  写真中はK・Gのボトム周りにエンボスアールデコ
  模様が描かれているボトムです

  右は、TOY的なピジョンの電動シンギングバード
  です
  動力にゼンマイ物の中で珍しい電動が使われて
  いたので仕入れてみました

  *いずれのシンギングバードも修理・復元後は格安でお譲り
   します
 


   2016.07.28

  8月の修理復元は、カールグリスバウムの
  1950年代後期の八角ケージシンギングバー
  ドとリュージュです
  リュージュは初期型の一羽です

  丸型ケージに比べて少ない角型ですので
  丸型が多い中で角型は手に入れたい一台です

  この角型は、ボトムが初期の物は「木製」に
  石膏で飾り模様を彫ってる物と、後期は、
  金属に石膏彫り飾りになっているものが
  あります

  また、飾り模様柄も数種類あります
  底ベースはいずれも金属製です


  
   2016.08.10

  使い回し?

  右の写真は、八角ケージのメカ部分ですが、
  パーツのべース板が、八角にカットされて
  いますが、右の物は、丸型ケージのベースを
  八角ベースに合わせてカットして使っています

  丸型ケージの量産に比べ八角型は少ないため
  コストを下げるため丸型を「使い回し」したのでは
  ないかと思われます


  

    2016.08.21

  ◆KEYで見るメーカー◆



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