BACK NEXT

            

   2016.08.24

  ■初めて扱うシンギングバードアラームクロック

  今回、初めて見るESCHLEシンギングバード時計
  ムーブメントは、エシュレ社製で、小鳥が
  二羽左右に位置しています

  時計部分は、正常に動作しているようです
  ケースがかなり傷んでいるので、修理、復元
  で苦労しそうです
        




   2016.09.01

  ■フイゴの「油抜き」?

  今月修理、レストアしているエシュレシンギング
  バードの「フイゴ」、蛇腹が破れていたので、
  張り替えました

  このシンギングバード、メカが油だらけでした
  おそらく、動きが悪くなったので、注油した
  と思われます

  が、その注油が半端でないくらい多量に注油
  してあるのです
  もちろん内部全体が「ベタベタ」になっている
  状態です

  蛇腹の貼替が終わりメカの油も洗浄、鳴き具合の
  テストを数回したところ、直ぐ鳴かなくなりました

  調べると、貼った蛇腹が数か所剥がれていたの
  です
  原因は、フイゴの木製ベースに油がしみ込んで
  いたため、接着剤が効かなくなっていたのです

  全部剥がして、ベースを洗剤に浸して油抜きを
  行い改めて貼りなおしてOKになりました   


  ホイッスルまでもが油だらけで、ピストンが
  動かなくなっていました





  


   2016.09.07

   ■REUGE SINGINGBIRD BOX■

  9月のリペア&レストアは、久々にBOXタイプ
  が入ってきました

  バボナのコブ材木製ケースに収まっています
  一通り見たところでは、まず囀りが”ピッ、ピッ”
  としか囀っていません

  また、小鳥の尾、翼、口ばしが動いていないよう
  です
  おそらく、ホイッスルのピストンが動いていない、
  のと、フイゴの空気漏れがあるようです

  外観、メカとも状態は綺麗です

     




   2016.09.27

  ESCHLEの中でも豪華なボトムの2羽シン
  ギングバードが入ってきました

  ボトム周りにターコイズブルーのジュエリーが
  嵌め込まれたものです

  また、金属ボトム周りは、プレス模様が施され
  ています

  まだ、分解していませんので、中の機械がどう
  なっているか分かりませんが、囀りません
  外観ケージ、小鳥ともに綺麗です     




   2016.10.12

  10月のリペア&レストアは、4台です
  いずれも外観が比較的綺麗なものを選びました

  BONTEMSは、一台は大型のクランク巻き上げ、
  もう一台は、リュージュが取得する直前の小型
  ケージタイプです
  現在のリュージュが見本とした物です

  写真下、二台はいずれもエシュレですが、中でも
  ボトムの飾り絵や飾り細工が素敵なものです

  写真下左は、ボトム周りにヴィクトリアン絵柄
  とバラが描かれています      




   2016.10.12

  久しぶりに、カールグリスバウムの
  「ホイッスラー」が入ってきました

  やはりフイゴが破損していますで、
  どんな口笛を吹くのか楽しみです              


       2016.12.30

  1月のリペア&レストアはホイッスラー2台です
  1台は、上の写真の物と同じ物で、もう一台は
  時計に寄り添っているホイッスラーです

  時計は、ゼンマイ式の物です〈時計付きは比較的
  少ない)

  同じタイプのホイッスラーでも口笛の音色は
  いろいろあります

  また、このホイッスラーは現代ものを除いて
  すべて職人さんの手彫りです 


    2016.12.30(2)

  左はお馴染みのシンギングバードアラーム
  クロックです

  まだ手を付けていませんが、おそらくフイゴの
  ベローズが破損していると思われます

  右は、先日に続いてシンギングバード
  ボックスです
  メーカは、ドイツのカールグリスバウム

  蓋の開閉、小鳥の飛び出しが不具合さらに
  フイゴの不調で鳴きません


    2017.1.16

  中国製シンギングバード

  先日、中国製シンギングバードの修理依頼が
  ありました
  依頼人は、ドイツ製と思っていたらしいでが、
  中を開いてみると、ボトムの隅に中国文の
  切れはしが貼ってありました(写真右下)

  早速、状態を見ると、全体に動きが悪く、囀り
  ません
  まず、フイゴが硬くなっているのと、空気弁の
  制度が悪く効率よく動いていません

  また、歯車の仕上げが悪く異音が出ています
  ムーヴメントの構造、仕上げはカールグリスバ
  ウムの模倣品です

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2017年
  あけましておめでとうございます!!
     


    2017.1.30

  今月のレストアは、「REUGEリュージュ」です

  このリュージュは、ドイツの「ESCHLE」を取得
  したばかりの時の物で、ESCHLEのストックに
  リュージュの刻印を押して販売した物です

  メカの一部がリュージュになってから、フイゴ
  などの部分が改善されています

     

           REUGE



    2017.2.1

  ◆MADE IN JAPAN◆

  久々にmade in japan製が入ってきました

  スイス、ドイツ、フランス製にはないケージ
  リング(写真矢印)が一本多く、ケージ線の
  上部絞りカーブが角曲げの特徴を持った
  シンギングバードケージです

  また、小鳥の「尾」がオリジナルでは
  垂れ下がった長い尾を持っています

  尾長鶏は日本では、国の天然記念物に
  指定されているので、日本人には好ま
  れるのではと、尾長にしたのかもしれ
  ません   


    2017.2.12

  修理・復元されたシンギングバード


  左:PRE REUGE(ESCHLE) 右:BONTEMS  


    2017.3.5

  今月のリペア&レストアは、THORENS DISC
  オルゴールとK.GのシンギングバードBOX
  です

  シンギングバードは、ホイッスルとフイゴ
  が壊れているようです

  オルゴールは、ドーム型のBOXに象嵌模様が
  施されているものです


  
    2017.3.19

  1950's ESCHLEの小鳥の内部です

  小鳥の口ばしと尾の動きが悪くなった時は
  いくら羽が綺麗に貼られていても羽を剥が
  さないと中身が出てきません

  剥がした羽根は、元のように綺麗に貼れま
  せんので新しい羽を貼ります

  ロットの穴から、油をさすと動きが良くな
  ることがありますが、後々油が凝固して動
  かなくなりますので、結局分解です


  
    2017.3.22

  4月のレストアとリペア予定です

  写真上左は50弁リュージュのオルゴール
  上右は、KGエンゼルエンボスボトムシンギン
  グバード
  
  下中は60年代KGシンギングバード
  右下は50年代ハト置き時計ですが、久々の入荷
  です
  小鳥は、ESCHLE社のシンギングバードに使われ
  ているものです      


BACKNEXT

Copyright(C) 2012.04 singingbird repair&restre Allright reserved