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    ■FRANCE BONTEMS singingbird■


  
2羽の3枚カム(1枚目はホイッスルピストン・2枚目は空気
弁と口ばし、3枚目は、小鳥首ふりカム)で構成されています
3羽は、3羽目の空気弁と口ばし用カムが一枚増えます
1羽も3羽も鳴き方は1サイクルの鳴き方を鳥の数に
応じて分割して鳴かせています      

       ■珍しい1羽で「6枚」カム■



  今回の物は、一羽で3パターンの鳴き方をする物です
  すなわち、シリンダーオルゴールの多曲演奏のように
  ホイッスルクランクがスライドしてパターンを変えています

  動きを動画でご覧ください





  2015.12.06

  ■いろいろな鳴き方のBONTEMS■

  ここの所BONTEMSの大型シンギングバ
  ードの復元が数多くありましたが、カールグ
  リスバームやリュージュ、エシュレともに同
  じ鳴き方の物ばかりでしたが、BONTEMS
  の大型は復元の都度鳴き方が違うもので
  した

  また、BONTEMSの物は、比較的リアルな
  鳴き方をするものが多いようです  






  2015.12.15

  HPのTOPぺージの「リンクバナー」を新しくしました   




  2015.12.20

  12月の修理&復元は、「写真左リュージュと
  右K・G」の2台です

  リュージュの方は、小鳥の尾の羽が欠品して
  いるようです
  また、囀りの音階が少し高いようです
  さらに、間欠が効きません
  ボトムは、大変綺麗です

  右のグリスバームの方は、大変珍しい
  トップリングが付いています
  以前このページでも紹介しています

  少しでも変わった部分があるとどんなものかと
  つい、仕入れてしまいます
  




  2015.12.20

  FRANCE BONTEMS SINGINGBIRD

  先週、長崎の「HUIS TEN BOSCH」へ行ってき
  ましたが、中の「ハウステンボス美術館」で
  コレクション展が開かれていたので観てきました

  オルゴール、自動演奏ピアノなど動かしてくれま
  したが、中にBONTEMSのシンギングバードがあり
  聴かせてもらいました(写真○八角ボトム)
  数十秒でしたが、比較的良い囀りでした               




  2015.12.25

  ヴィンテージ・ホイッスラーが入ってきました
  まだ、修理、復元はしていませんが、見たところ
  外観もメカも比較的状態は良いようです

  背中のレバーを押すと口笛が流れ、手に持っ
  ているランタンに明かりが灯ります

  しかし、フイゴは破れている等全体に分解
  修理が必要です

      


  







  2016.01.02

  新春!リペア&レストアは「BONTEMS」

  BONTEMS1890年代後期 ゼンマイ巻き上げギヤ追加タイプです

  二羽の小鳥に「剥製」が使われています                     


  ギヤが追加されたことにより、軽くゼンマイを
  巻くことができるようになりました




2016.01.11

  ■耐久性のない樹脂製ギヤー■

  写真は、シンギングバードのムーブメントに
  使われている樹脂製ギヤーです

  シンギングバードのギヤーは1950年代前後から
  金属ギヤーがコスト、生産効率からか樹脂製が
  使われ始めました

  これにより、40年、50年の経過で、樹脂が
  劣化し割れたり、欠けたりして故障が多くなって
  きました

  修理、復元していてギヤーが金属製の物は、
  立派に復元出来ますが、樹脂製ギヤーの復元
  は泣かされます




2016.02.05

  1800年代後期<明治期)のオルゴールの復元

  ケースの周りに飾りで昆虫が取り付けられて
  います

  昆虫は、カタツムリ、黄金虫(写真)と裏側
  には、蛍、テントウムシの4匹が留まっています
  また、箱四面は金網が張られています

  上蓋には、浮彫で富士山絵の扇子と波千鳥
  の手鏡が彫られています

  結構珍しいBOXではないかと思います
  オール真鍮製で出来ています

  オルゴールムーヴメントは、スイスの
  「CUENDED」が入っていますが、BOXは
  日本製かスイス製かは不明です  





2016.02.12

  リュージュ シンギングバードの復元

  久々に「リュージュ」のシンギングバードが
  入ってきました

  現状は、小鳥二羽が僅か動きますが、囀りは全く
  ありません

  外観は、錆等はありませんが、埃だらけです
  復元すれば、かなり状態の良いものになりそう
  です

  フイゴの破損、ウォームホイールの割れなどが
  ありそうです

  久々に、修理復元工程を掲載予定しています   




    2016.02.17

  ■france BONTEMS 2bird の復元■

  今月もまた「BONTEMS」の2羽が入ってきました

  比較的時代経過の割に状態が良いものです

  年代は、1890年代の後期ゼンマイが軽く巻ける
  ギヤ追加型のムーヴメントです

  今回の物は、どのような囀りを聴かせてくれるか
  楽しみです

  フイゴ破れ、空気弁開閉不良の修理が必要と思わ
  れます     






    2016.02.23

  ■シンギングバードの紹介動画■

  棚上段左からドイツ製「Karl Griesbaum」・中央
  フランス製「BONTEMS」右ドイツ製「M・M・M」
  下段左BOXタイプ「Karl Griesbaum」中央ドイツ製
  「ESCHLE」右スイス製「REUGE」


   *資料:YOU TUBE



  ■接続部とノイズ■



  左と右の写真は、小鳥の口ばしと尾を動かすアームの
  ジョイント部分です

  このジョイント部分が、接続クリアランスのためここから
  ”カチャッカチャッ”とノイズが出ます

  このノイズを消すため、BONTEMSからリュージュに変わって
  から接続金具にブリッジスプリングを取り付けノイズの原因
  となるクリアランスを減らしています(右写真)

  ■稼働部とノイズ■



  横アーム棒とカムアームが動くところもノイズ発生が
  あります

  ノイズを防ぐため、棒アームにゴムチューブを被せて
  当たりノイズを減らしています(写真右)

  しかし、経年の劣化により軸受、歯車など摩耗により
  ガタができノイズが出るのは新品に交換する以外
  多少は減らせますが、完全には防げません

  まっ、このノイズが、古さの味と思えば良しとできるの
  ではないでしょうか

  



    


   2016.03.04

  故障事例

  このYou Tube の BONTEMSのシンギングバード
  正常な鳴き方をしていません

  それは、この動画を見た限りですが、まずフイゴ
  の動きの中のエアーボックス(一番上のフラップ)
  が少ししか上に動いていません
  これは、ジャバラのどこからか空気が漏れている
  か空気弁の開閉が正常に働いていません
  このような状態ですと、小鳥の鳴き声に音量不足
  が生じると共に間欠稼働しません

  また、小鳥の動きをよく見ると、口ばし、尾の動き
  が細かく動いているのに、鳴き声は、ピーピーと鳴
  いています
  本来は、口ばし、尾が細かく動いているときは、鳴
  き方も口ばし、尾の動きに合わせて、ピッ、ピッと
  キレのある鳴き方をします
  これは、ホイッスル(笛)の空気を送ったり止めた
  りする弁が正常に動いていません

  シンギングバードの素敵なところは、この鳴き声と
  小鳥の動きが合っているところが素晴らしいところ
  でもあります


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