■ホイッスル取り付け接着材の劣化による
 空気漏れ・・・

 白線部分から空気漏れすることがあるので、
 上から、シリコンボンドを塗布します

 また、矢印のピン(内側弁ガイドピン)2本
 の所も経年劣化による樹脂の縮みで隙間が
 開き、空気漏れを生じるのでやはりピン周りに
 シリコンボンドを塗布します
   ■ホイッスル音階可変用「ピストン」の手入れ

 ピストンは、経年によるホイッスル樹脂の小さな
 変形により、動きが悪くなります

 ピストンをピカールのような液体研磨剤で、磨き
 ます(ヤスリで磨いてはいけません)
   ■ホイッスルシリンダー内も荒れにより、ピス
 トンの動きを悪くしていることがあるので、内部を
 綿棒などにシリコーンを付けて磨きます

 磨いたあと、ホイッスルシリンダーに磨いたピス
 トンを差込み動きを見ます

 動きが良くなるまで、シリンダー、ピストン交互に
 磨き動きを良くします
   ■フイゴ空気室の劣化紙の張替え・・・

 この紙も、劣化により、硬くなり「パリパリ」にな
 りますので、新しい物に張り替えます

 剥がす時は、カッターなどを隙間に入れて剥がし
 ます(ベースを削ったりして傷つけないように)
   ■剥がした後の点検・・・
 空気室を見ると、「吸排気弁」が見えますので、
 ここで、各弁の点検をします

 点検の仕方は、各弁に口径の合う「ビニール
 ホース」を当てて口で吸ったり、吹いたりして
 弁の動きが良いか見ます

 排気弁は、正常な時吹いた時に、空気が入らず
 止まります
 吸気弁は排気弁の逆で、吹いた時空気が通り、
 吸った時止まります

 また、空気室からホイッスルに行く小さな通気
 穴(矢印)がありますので、詰まっていないか
 確認します
   ■空気遮断/通気弁の点検・・・

 空気室の中に、空気遮断/通気弁(真鍮弁)が
 あるので、空気遮断/通気弁シャフトを指で
 動かして弁の開閉具合を見ます

 各弁の不具合があった時の対処方法は別途
 記述します
   ■紙を剥がした後の手入れ・・・

 紙を剥がした後は、古い接着剤が残っていると
 新しい物を貼ったとき隙間が出来て空気漏れ
 するので、カッターなどで、削って綺麗にします

 

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