■Replica Whistler Japan Made■



先日、ホイッスラーの修理依頼が来ました
一見、グリスバームのホイッスラー?かと
思いましたが、良く見ると、何か違う?
早速、中身を開いて見てみると・・・

   ■写真は、グリスバームのホイッスラーの
 機械部分です
 ホイッスルは、金属製で、メカベースも真鍮
 フイゴは木製でできています

 また、ボディーは、木彫りのHOBO人形
 ところが、修理に入ったのは・・・

 
   ■大変良くできたホイッスラーでした

 ボディーは、木彫かと思いきや樹脂製
 メカベースも樹脂製でした

 さらに、ふいごを動かす動力が、本来の物は
 ゼンマイ式なのに何とモーターが付いていま
 した
   ■早速、中身を取り出して調べて見ました

 メカの中心には、速度調整用のツマミがあり
 フイゴの蛇腹は一体物のゴム製でした

 
   ■取り外したふいご部分です

 見ると、ホイッスル部分が金属製ではなく
 樹脂製です

   全体的に、量産、コストダウンが図られた
 品物のようです

   ■写真は外した一体蛇腹部分です

 現状は、破けていました

 
   ■分解したフイゴ部分

 一体蛇腹は、ケースの溝にはめ込まれてセット
 外れないので、切除しました

 
   ■写真@は、交換後のフイゴ稼動板

 Aは、交換前の稼動板です
 蛇腹が一体物なので使えないので新たに製作
 しました

 
   ■新しく蛇腹を作り交換します

 
   ■駆動用モーター廻り

 モーターは、1.5Vマブチモーターが
 使われていました

 
   ■モーターからの伝達はベルトドライブ

 モーター軸からベルトでプーリーに伝達
 して歯車を廻していました

 
   ■速度調整用巻き線抵抗器

 従来品にはない口笛吹きの速さを変えるツマミが
 あります
 電池の消耗を少なくするため?

 
   ■機械部分を取り出した本体穴部分

 本体は、いくつかの部分をねじ止めで一体化
 させています

   ■清掃、修理後収めた状態です
 
   ■完成したホイッスラーです

 左足横のスイッチを入れると、手に持った
 ランタンに灯りが点り、口笛を吹き首を
 左右に振ります


 

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