■1920年〜30年頃のMADE IN JAPAN製の
 ヴィンテージ・シンギングバードの復元です

 外観的な特徴として、篭の網上部の曲がりが、
 緩やかなカーブではなく、角ばった曲がりを
 しています

 また、篭の下部に飾りリングが一本着いています
 ボトムと吊り下げリング飾り皿は、良く見かける物
 と同じデザインです

 レストア前の各部の状態は、篭、ボトム共に錆び、
 壊れなどなく比較的良い状態です
 しかし、小鳥や、飾り、ベース布などは、かなり
 痛んでいます      
   ■小鳥部分の状態チェック

 小鳥の羽根は剥がれて無く、眼もありませんく
 小鳥の動きのチェックをしてみましたが、一応
 正常に動きました

  
   ■篭内部の不良箇所として、
 @台座布の脱色、汚れ
 A飾りの「葉」が変色、湾曲している
 B飾りの「木の実」「キノコ」が欠品
 C小鳥の羽根、剥がれ、欠品
 D小鳥の眼が欠品
    
   ■フイゴの状態

 4〜50年経つと、その殆ど蛇腹が破れています
 この、破れによって囀らなくなる故障が大変多い
 です
 
   ■止まり木、飾りの状態

 写真でも分かるように、葉は湾曲し、枝が絡んで
 います
 また、木の実は、一つあるものの、触ると、崩れ
 そうな状態です
 更に、葉の色が、脱色しています  
   ■飾りの修正

 絡んだ枝を伸ばし、葉の湾曲を直しました  
   ■葉の復元

 葉の脱色した部分に着色復元します  
   ■台座ベースの復元

 写真のように、ベースに貼られているベッチン布
 は、日焼けにより脱色しています
 中央の、丸い部分が元の色です  
   ■蘇った台座ベース

 同色の、新しいベッチン布に張替えました  


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