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  ■1890年代 BONTEMS FRANCE

  フランス製シンギングバードメーカーBONTEMS社
  シンギングバード

  本物の小鳥の「剥製」を使っています
  状態としては、全体の40%程傷んでいます
  かなり大幅に手を入れないといけないようです

  この当時の物は、ボトムは「木製」ボトム飾りは
  「石膏」でできています

  注目すべきは、ソムーカムが「6枚」も使われて
  いることです
  このことによって、そのほとんどが、1パターンの
  1サイクル囀りですが、1サイクル3パターンの
  さえずりを聴くことができます

  このメカ構造は、画期的なものです  
 ■ケージボトムのチェック

  ケ−ジは、比較的良好な状態ですが、全体に
  くすんで輝きありません
  また、数か所バーの半田が取れています

  ボトムは、木製ですが、一部剥がれや飾りが
  取れています   
   ■メカの確認

  フイゴの蛇腹が傷んでいるようです
  歯車、アームは色がくすんでいる以外は
  状態は良いようです    
  フイゴの蛇腹が経年でよれよれです
      
  経年で、虫食いのような穴が・・・
  数か所開いています
  もちろん空気抜けで、囀りに影響が出ます  
 
  ここも虫食い穴です
 
   ■木製のボトムの状態は・・・

  木部の剥がれや石膏飾りの剥がれが見られます
   ■小鳥のチエック

  正面右の指が左右欠落〈白線)しています
  剥製のため、非常にもろくなっているため
  破損率が高い  
   ■小鳥の止まり木

  特に傷んではいないが、変色しています
  ただ、飾り葉がありません〈新規製作)     
   小鳥の左「眼」がありません
   ケージバー固定はんだが剥がれています
   再半だ付けを行います  
   ■メカ部分の軸受け稼働部に注油をします  


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