■1940〜50年代「K・G singingbird clock」

 シンギングバードの付いた目覚まし時計です
 セットした時間が来ると、小鳥の囀りで知らせ
 ます

 また、小鳥が左右に回転し口ばしと羽根をパタ
 パタさせます

 修理前は、汚れ、錆び、破れでまったく動作し
 ません
 
   ■小鳥部分の状態チェック

 写真でもわかりますが、金属部分が黒ずんで
 錆びています

 また、クッションのゴムスペーサーが劣化で
 硬化してボロボロです
     
   ■各部分の分解チェック

 時計、フイゴ、ギヤー、ケース、小鳥に分解
 それぞれの、状態、機能を調べます
   
   ■シンギングバードメカの現状

 写真でもわかるように、埃と油で黒ずんでいます
 また、フイゴは破れています

 この後、部品ごとに、磨き、修理、調整をします
   ■完成したムーヴメント

 前後しますが、フイゴの張替え、金属部の磨きで
 綺麗に復元されたものです
 
   ■小鳥部分の状態

 小鳥は、幸い、薄い汚れ程度で、機能は良好
 でしたので、金属部の磨きと注油、調整のみです
   ■動作の状況

 楕円のふたが開き、小鳥が飛び出して囀ります
   ■フイゴの復元

 フイゴベローズの張替え、ピストン、シリンダー
 の磨き、給排気弁の状態、調整をこの後行います
   ■復元したフイゴ

 修理復元後、動かして、さえずり具合を見ます
   ■小鳥格納BOXのふた

 ふたには、孔雀の絵が模られています
 アンティークの雰囲気を残すため、ピカピカに
 しないで軽い磨きだけにしておきます 
   ■ゴムスペーサーの取り付け

 新しいゴムスペーサーを接着剤で固定
   ■完成です

 ケースは、再鍍金塗装して綺麗になりました
   ■裏面の状態

 


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