■1950年代〜1960年代の「ESCHLE」社
 と「リュージュ」社製のシンギングバード


 当時の西ドイツ・エシュレ社を60'sに取得した
 スイスのオルゴールメーカー「リュージュ」社は、
 エシュレのシンギングバード技術を承継して作り
 始めましたが、60'当初は、エシュレ社のムーブ
 メントをそのまま使用して、「刻印」のみをエシ
 ュレの機械に押して「リュージュ製」として販売
 していたのではないかと思われます

 1960年代のエシュレ社とリュージュ社の比較を
 してみました

 写真は、左がエシュレ社製で右がリュージュ社製
 です
 カゴの高さが若干違いますが、ボトムはまったく
 同じ物です    
   ■ボトムの機械取り付け底板の様子

 両方とも同じムーブメントが使われているので、
 ムーブメント取り付けネジ(→)やスタートレバー
 位置が同じです
 
   ■小鳥の体形と色

 小鳥の体形が同じなので、エシュレ社の物のよ
 うです

 また、色も、赤い鳥、黄色い鳥と同じです

 ただ、小鳥の脚がリュージュの物には、取れた
 のではなく、ある物とないものがあります
 エシュレの物は全てあります
   ■ボトムと、ボトム止めネジ

 写真でお分かりの通り、まったく同じ物です  


   ■次に、ムーブメントでの比較です
   ホイッスルアームとエアー弁コントロールアーム、スピードコントローラーもどちらも同じ形です



   ■ソムーカムと間欠アーム間隔調整ストッパー
   左の写真エシュレの物は、樹脂製ですが、50's,60'sで、素材、形状が変わりました


   ■フイゴの比較です
   同じ物です
   以上から、エシュレ取得当時、リュージュは、エシュレの物を使っていたようです

   ネームバリューがリュージュと言うだけで、今では、USED品が性能は同じ(機械が)でも、高価な
   値段になっているようです

   リュージュと言うメーカーにこだわらないのであれば、性能も変わらないかえって歴史のあるメー
   カーの「エシュレ」や「グリスバーム」のヴィンテージ品が安価で手に入りやすく十分楽しめます



    

??????メーカー

 

 


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