■1950〜60年代ドイツのシンギングバード
 「Schmeckenbecher」のフイゴに良く使われて
 いる逆止弁です

 経年により、ゴムが劣化して張り付いたり、
 弾性がなくなったり、或いは表面がざらざら
 になって、空気漏れをおこします      
  ■ドイツ「GES・GESCH」1930年代のシンギング
 バードに使われている逆止弁です

 上と同様な劣化があります
 この「ゴム弁」は、ゴムが新しいときは、とても
 密着性が良いので空気漏れがありません    
   ■ドイツ「Griesbaum」系のシンギング
 バードに使われている逆止弁です

 弁、弁押さえ共に紙で出来ています
 経年劣化により、弁は比較的耐久性があるよう
 ですが、押さえの紙が、劣化によりボロボロに
 なるものが多いです

 また、経年による弁の反により、空気漏れを
 おこすことがあります   
   ■ドイツ「ESCHLE」系のフイゴに使われ
 ている弁です

 金属で出来た物で、筒の中に弁があり上下
 することにより空気を止めています

 これも、経年により、張り付きや埃等の異物
 混入で、空気漏れをおこします

 ついでに、右側の弁は、ホイッスルに空気を
 送ったり、止めたりする弁ですが、構造は、
 シーソーのような構造で、外から弁の閉まっ
 ている片側をピンで押す事により送ったり止
 めたりします  
   ■ドイツ「ESCHLE」系の小型フイゴに使わ
 れている弁です

 弁も押さえも紙製です
 やはり、劣化による破損、反りで空気漏れを
 おこします
 既存の金属性弁は大きくて使用出来なかった
 か、コスト面で押さえたのかと思われます
   ■ドイツ「Griesbaum」系のシンギング
 バードに使われている逆止弁です

 丸い金属弁で、バネで弁を軽く押し付けています


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