■1890〜1900年代「BONTEMS singingbird 」 シンギングバードメーカーのひとつフランスの BONTEMS社のアンティークシンギングバード 今回、かなり痛んでいる物が手に入りました ので、復元してみたいと思います BONTEMS社の1890年から1900年前後の 木製ケージです BONTEMSの中でも、無飾りのすっきりタイプです |
|
■状態のチェック ケージ枠を外して、小鳥とベースを見ると 小鳥は、裸、ベースは痛んで埃がかぶり飾 りが無くなっています |
|
■ケージの状態 写真でもわかりますが、ケージが木製ですので、 数箇所割れたり、折れたりしています また、網部分はアイアン製なので、錆びています |
|
■ケージの現状(1) 痛んでいるところは、数箇所有り、割れや折れは 木工補修材で修正、色合わせして復元 |
|
■ケージの現状(2) 写真でお分かりの通りかなり痛んでいます |
|
■木部の補修 割れや欠けのところは、補修材で埋めます |
|
■木部の補修(2) 欠品の丸棒を新たにつくり、色あわせして製作 |
|
■補修したケージ木部 |
|
■錆びた、網部分の復元 時代経過を物語るかのようにかなり錆が進行、 取替えは行わず、現状の素材を生かして、軽 くルーターで磨くことにしました。 |
|
■ルーターでの磨き 針金一本一本を磨き防錆処理をします |
|
■ベースの復元 コルク材の剥がれたところを補修、グリーン塗装を して復元します |
|
■復元後のベース |
|
■小鳥の止まり木 磨いて、錆を落として再塗装をします 当時の物は、真鍮素材磨きだしではなく 塗装が施されていたようです |
|
■小鳥の復元 小鳥の素材は、今では殆どが樹脂製になって いますが、当時の物は、金属でできています 小鳥に、羽を貼る前に状態をチェックしまし たが、口ばしが動きませんでした |
|
■開いて見ると・・・ 首を動かすピンが腐食切れていました、また 口ばしと尾が無くベースしかありません |
|
■首振り機構 反対側の首振り機構は正常に動作しています |